太陽光発電の人気

現在、世界的にも太陽光発電の人気は鰻上りである。
近年太陽光発電の先進国であるドイツをはじめ、ヨーロッパ諸国やアメリカはもちろんのこと、中国や台湾での生産が大きく伸びている。2009年から2010年にかけては世界全体での生産量が3倍近くに跳ね上がり、特に中国や台湾の伸びが顕著だった。世界市場的に見ても、シェア上位10社のうち、中国と台湾の企業が半分以上を占めている。




アメリカの調査会社によれば、2013年には日本が市場規模の1位となり、2位が中国、3位がドイツと予想されている。その通りなら、市場の24%を日本が占めることになる。

原子力 - クリーンエネルギー・電力フラッシュ - 一般財団法人 日本エネルギー経済研究所 - IEE JAPAN

識者によれば、2012年を境に太陽光発電の市場は、これまでの欧州主導から、他地域へ移行すると見られている。その中心が、日本や中国をはじめとするアジア各国であるのは間違いないだろう。
世界に先駆けてクリーンエネルギーの導入を進めてきたヨーロッパ諸国では、2020年までに電力の34%が再生可能エネルギーで賄われる可能性があると予想されており、そのうち20%は供給が決定している。現時点でもヨーロッパの総電力需要の2.6%は太陽光で賄われており、その割合は順調に増えることだろう。

静岡市クリーンエネルギーマップ ‐ 静岡市

家庭用電力として使用する以外にも、太陽光発電を利用した乗り物の開発も進んでいる。

代表的なものはソーラーカーだ。ソーラーカー自体は以前から存在しているが、実はその電力は車内の機器を動かすために使用されており、自動車自体を動かすまでには至っていなかった。まだ開発段階だが、2013年にはオランダの開発チームが、一度の蓄電池と太陽光発電だけで750キロを走行するソーラーカーを登場させた。

また、太陽光で動く船、『ソーラーボート』はすでにスイスで開発されている。太陽電池のみで動くこの船は、2010~2012年にかけて世界一周の航海を達成し、現在は再び船出して太平洋一周を目指している。
また、太陽光エネルギーで飛ぶ大型飛行機も出てきている。スイスが開発した『ソーラープレーン』は2010年にヨーロッパでの試験飛行を終え、2013年にはサンフランシスコからニューヨークまでを横断した。2015年には開発中の二号機が世界一周を計画している。

世界的人気の続く太陽光発電。
これから更に身近なものとなることを期待したい。